1972-05-30 第68回国会 参議院 商工委員会 第15号
別にこれは取り上げて追及しようとも思っておりませんが、ただ、ああいうジャーナリストの批判、あるいはいろいろのものを見てみると、結局いま言ったような自主体制確立というものも、これはやろうと思えばそれはできぬこともないでしょうけれども、非常に困難である。そういうように、生産から販売まで一貫した体制を整える、それには相当の金が要る、設備が要る、技術が要る、人が要る。
別にこれは取り上げて追及しようとも思っておりませんが、ただ、ああいうジャーナリストの批判、あるいはいろいろのものを見てみると、結局いま言ったような自主体制確立というものも、これはやろうと思えばそれはできぬこともないでしょうけれども、非常に困難である。そういうように、生産から販売まで一貫した体制を整える、それには相当の金が要る、設備が要る、技術が要る、人が要る。
そうしてだんだんと幹線道路に進出をして参りまして、従って、交通量の多いところに入り、交通量の多いところから収益の向上をはかり、早く言うと、先ほどの大臣の言葉で言うならば自主体制確立ということに持っていく、吾孫子さんのお言葉ならば企業性を発揮するように持っていく、こういうことになるわけです。こういう必要が一体国鉄バスにあるのですか。
なお日航の自主体制確立について政府の考えを御質問になつたと存じまするが、日本の航空会社が自主体制を確立するためには、飛行機も、又その乗務員も、関係の技術員も、日本が自前でやることが窮極の目標となるのでありまするが、そのためには、双発級で現に一機四五十万ドルを要するのであります。又四発級になりますると百万ドル前後という巨額を要する次第であります。